パンク検査は別名「ピンホール検査」、「パッケージリーク検査」と呼ぶこともある、包装に穴が開いているかを見つける検査です。
製品に微細な穴が開いていると、自転車のタイヤのパンクのように、徐々に中の空気が漏れてしまいます。外気に接触してしまうことで内容物の変色、性質劣化につながる可能性があります。
また、この穴が徐々に広がり輸送中に内容物が飛び出したりするトラブルにつながることもあり、化粧品、歯磨き粉、練りワサビなどのチューブ包装品やレトルトなどのパウチ包装品で使用されています。
名三工業では導入前のサンプルを使ったテストから設定支援まで、総合的にサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
従来のシール面のパンク検査は、人手によりチューブに一定の力を加えて、漏れの有無を目視にて確認する方法がとられてきました。これを機械化したのが反力式のパンク検査装置です。
チューブなどの製品に一定の力をかけると、それに応じて反発する力(逆向きの力)反力が戻ってきます。正常な製品の場合は、反力が一定になりますが、製品に穴があいていたりする場合は反力が弱まります。この原理を応用して検査を行うのが反力式のパンク検査です。
また、自動化することで、人手にくらべて押す力が均一化し検査の精度を高めることができます。
真空式のパンク検査では、製品を真空チャンバーにいれ、真空状態を作り出して検査を行う方式のパッケージリークテスターです。
穴が開いている製品の場合は商品から内容物や含気が漏れ出すため、真空圧が低下します。これを検知することでピンホールを見つけ出します。